サーナフェスタ

いのちの尊厳
Lukeはスポーツキャスター・乙武洋匡さんのブログをRSSで購読している。

@nifty乙武洋匡オフィシャルサイト

今日、RSSの更新情報を何気なく見たら、なんと、乙武さんが2ちゃんねるで「祭られた」という要旨を読んで驚いた。

さっそく訪問してみると、秋篠宮妃紀子さまが男のお子さまを無事出産されたことについて書かれた記事が「祭られた」と分かった。

該当記事を読んでいただければ分かるが、彼は紀子さまや親王さまへの批判など、一つも書いていない。

それなのに、トラックバックやコメントの中にも、非常に辛辣で不毛な発言が多く見られた。

彼はただ、このニュースの報道のあり方、人々の関心の向け方についての感想を彼の率直な気持ちで書いただけだと思う。

いのちの尊厳を誰よりもよく分かっているのは彼自身だ。

「五体不満足」・・・誰でも一度は書店などで目にしたことがあるであろう、彼の著作である。

このような境遇で生まれ、育ち、現在スポーツキャスターとして活躍する彼に、紀子さまや親王さまへの悪意など生まれようはずもない。

この彼の発言を「祭った」人たちは、子どもを産んだことも、育てたことも、心身の障害を持って生まれ、生きることすら絶望しそうな境遇にいる人は、たぶんいないのではないか。つまり、人ごとで「祭り」を楽しんでいるだけだ。

・・・これが率直なLukeの感想である。

私自身、難病を抱えながら子供を産み、育てた経験がある。
訳あって、今は離れて暮らしている我が子に、数年経った今でもその愛情は変わらず持ち続けている。

それは、私自身のいのちすら先の分からない状態で授かった新しいいのちであり、その子がたとえ今自らの手で育てられなくても、今も生きて元気に成長している、もうそれだけでありがたい話なのだ。

Lukeも、今回のニュースの報道でインタビューに答えている笑顔でお祝いを述べるキャスターやタレント、善意の市民たちに、とても違和感を感じた。

それなら、どうしてもっと身近な同じ会社で働く女性たち、幼子を抱える若いお父さんたちに、もっと優しくできないのか。

労働基準監督署に訴え出れば、間違いなく労基法違反になる、女性労働者の妊娠や出産を理由の降格、解雇や配置転換などは、お上の目の届かないところで日常的に起こっている。

若いお父さんたちは、過労死寸前の残業を強いられている。

そんなひどい精神状態の夫婦が子どもを作るなど可能だろうか。

妊娠というのは非常にデリケートな生命活動である。男女の心のあり方が生物学的にも大きく影響する。

一般生活においても、働きながら育児をするお母さんたちに、いまだ世間の目は厳しい。母子家庭への手当も来年からさらに減らされると、関係行政担当者から漏れ聞いた。

少子化対策だ、両立支援だとお上のかけ声ばかりがむなしく聞こえる。

もう一度言いいたい。

どうして、身近な子どもたち、若い親たちに優しくできないのに、普段ほとんど接することのない天皇家の人たちにはお祝いを言えるのか?

もう一度、考えて下さい。

あなたの一番大事にしなければならない人は誰ですか?
あなたは、その人のために、最大の愛情を注いでいますか?
その愛情を行動に表していますか?


今日、我が子に再会できるかどうかの話し合いが持たれます・・・


                 baby



※「祭られる」という意味が分からない方は、下記サイトを参照して下さい。

ブログで自滅する人々〜第1回:ブログで祭られる人々〜
(日経BP社:デジタルARENAコラムで連載)

 
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